証券CFDのリスク管理

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証券CFDは、証券会社に預けた証拠金を担保にして、その何倍もの取引ができます。
予想どうりに株価や先物が変動したときは、 大きな儲けがありますが、その反面、予想に反して変動したときは、大きな損がでるリスクがあります。

リスク管理の方法

証券CFDを取扱う証券会社では、リスクを回避するために、一般的に次の2つの方法が、使われています。

1)不足証拠金通知(マージンコール)

予想に反した証券CFDの変動で、証券CFDの価値(総資産額)が下がり、証拠金を下回るケースもでてきます。

このとき、証券会社からメールの通知や、取引に使用しているパソコンのプログラム上に、メッセージが表示されます。

2)強制決済(マージンカット)

証券CFDの価値(総資産額)が、一定割合を下回ると、強制的に証券CFDが決済されます。それ以上、損失が大きくならないようにする仕組みです。

この2つの方法は、証券会社によって、その内容が異なっていますので、その具体例を次で見てみましょう。

リスク管理の具体例

以下はCMC Markets Japanと、ひまわり証券の マージンコールとマージンカットの具体例です。

CMC Markets Japanのリスク管理

1)不足証拠金通知(マージンコール)
CMC Markets Japanでは、証券CFDの総資産額が証拠金を下回ると、その旨メールが届けられます。

このときの対処法の1つは、保有している証券CFDの一部か全部を決済して、精算する方法です。つまり損を承知で決済するわけです。
(損切り=ロスカット)
そして、もう1つの方法は、不足分以上の証拠金を新たに入金することです。

2)強制決済(マージンカット)
証券CFDの総資産額が、証拠金の20%かまたは、200ドル以下になった場合は、証券CFDの一部あるいは、全部が強制的に決済されます。このとき、メールによる事前通知はありません。

ひまわり証券のリスク管理

1)不足証拠金通知(マージンコール)
ひまわり証券のマージンコールは、3段階になっています。

・第1段階目
証券CFDの総資産額=証拠金額になったときは、今保有している証券CFD以外の、取引ができなくなります。
これを改めるには、保有している証券CFDを決済するか、証拠金を新たに追加して、証拠金の不足分を補います。

・第2段階目、第3段階目
第2段階目では、証券CFDの総資産額が証拠金の90%になると、パソコンのプログラム上に、メッセージが表示されます。

第3段階目では、証券CFDの総資産額が証拠金の80%になると、同じくメッセージが表示されます。この第3段階目までは、強制決済は行われず、メッセージのみになっています。

2)強制決済(マージンカット)
証券CFDの総資産額が、証拠金の66%になると、プログラム上に強制決済の表示がされます。
その後、全ての証券CFDの強制決済が、損益に関係なく行われます。

*なお、どの証券会社でも同じですが、証拠金を新たに入金する場合は、振込みする曜日や時間によってタイムラグが発生し、 強制決済を回避できないこともありますので、十分気を付ける必要があります。

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